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2018年10月15日

ShoSyoShuSyuSha 072 : A Ripple Effect / Drifting / Niemandland / Rain On Oliviatown

★★GR_088Cinema-Ripple.jpg
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Ricoh GR - 1/60s F5.0 露出補正-0.7 ISO160
Jpeg「クロスプロセス」撮影 - ZonerPhotoStudio にて 「 Cinema 」 処理


今夏は日本各地で次から次へと大災害に見舞われた数か月だった。
私の住む町も先日の台風24号では被害を受けたものの大災害には至らず、その一点に於いては御の字の夏であったと言ってよい。
しかしだ、寝ても覚めても押し寄せてくる猛暑にミシミシと体は悲鳴を上げ続け、さて気力は大丈夫かと言うと残念なことにそれも覚束無い。

● ● ●

来る日も来る日も35℃越えの猛暑に身構えていたその朝の目覚めは、いつもの朝と違っていた。
やっと此畜生な夏が終わるのだろうか?
・・・
運よく休日である。ちょっとした遠出の散歩と洒落込んだ。何を思ったか、片道 8km もあろうかと言う距離をである。
おかげさまで昨日まで容赦なかったお天道様に炙り殺されることもなく、そしてこれは更に重要なのだが体力を消耗する山道もない。
余裕のよっちゃんだ。

・・・・・・

ところが信用し切っていた天気予報に見事に裏切られた。
爽快だった青空に切れ目のない灰色の雲々がしれ〜っとなだれ込んで来る。この野郎!雨が、そう雨が、ポツリポツリと落ちて来た。
こういう時に「日頃の行いが云々」と言い出す奴がいるが、今は聞きたくない。
あぁっとうとう振り出しやがった。本降りだ。聞いてないぞっと橋の下に逃げ込む。目的地である。
ほら見ろ、これぞ日頃の行いの賜物というものだ。
・・・
止まぬ雨。暫くして橋の上から親子連れの声がしてきたが、それもものの数分で雨音の中に消えて行った。
小降りになったと思いきや、すぐさま本降りに。その繰り返しで、雲が切れる様子はない。
頭の中はこの雨が豪雨にならぬことを願うのみ。
山に降った雨はこの流れにいっせいに集まって来る。ここには河童伝説があることを思い出す。
雨にびしょ濡れになることを恐れて、水深5mの流れと格闘する羽目になっては元も子もない。


★★GR_082-McKeeDrifting.JPG
※ クリックで拡大 「 4928 * 3264 : 原寸100% - 9.71MB 」
Ricoh GR - 1/60s F5.0 露出補正-0.7 ISO160
Jpeg「クロスプロセス」撮影 - 撮って出し


すでに蝉の声はなく、まだ虫の声もない。川は音もなくたゆたうだけだ。
ここはどこだろう。雨の弾ける音だけの摩訶不思議で絵の中のような世界にフラフラと一人佇んでいる。
小ぬか雨の時を見計らい川辺の岩場に立つ。
川面に落ちる無数の雨粒の小さな波紋が作りだす模様に見とれれば、その輪にすぅ〜っと吸い込まれる。危ない危ない。
・・・
ようやく雨が止んだ。あっという間だったが、どうもこの異世界に3時間近くも迷い込んでいたようである。


● ● ●

Erik Mongrain - A Ripple Effect (Live Guitar Performance Licklibrary)


Erik Mongrain - A Ripple Effect (2008)



人の声は勿論のこと、出来得るなら楽器の音も控えたい。
できればシンプルに大気の中に音が拡がってくれれば、それに越したことはない。
・・・
そこで拾い出してきたのが、時折聴いている「ギター一本」で奏でられた曲の幾つかだ。
そう言えば、以前に Bill Freezel も取り上げている。
ShoSyoShuSyuSha 041 : Good Dog Happy Man

Erik Mongrain はラップタッピングで知ったミュージシャンだが、ここでは普通に抱えてる。
いかにもな鉄弦の響きが美しいが、この曲で特に惹きつけられるのはハーモニクスの活かし方だろう。
・・・
彼のようなコンテンポラリー系のソロギタリストの先駆者に Michael Hedges がいるが、若くして逝去。
しかし今の私にはコンテンポラリーに過ぎて暫く遠ざかっている。この手の音楽が好きならばまずは押さえておく筆頭だろう。

・・・・・・

生ギター、昨今は「アコギ」が通称か、は打楽器でもある。
エレキギターを振り回して床に叩きつける奴はいたが、そのボディを叩いてリズムを取る奴は見たことがない。
ところが、生ギターだと、これが結構な数でいるわけである。生ギターは太鼓なのだ。
ソロギターならやらない手はない。
「スラム奏法」というらしい。知らんかった。その内にまた忘れそう。
いつも叩く処の塗装が剥げていって暫くは悩むけど、でもそれは勲章みたいなもんだし、それ叩け叩け。


Andy McKee - Drifting (2005)


使っているギターは「Greenfield」というメーカーのものらしい。
いやぁこれは慣れないと、どのフレットを押さえてるか判らんようになりそう。
・・・
ボディをヒットする件の「スラム奏法」と弦を「タッピング」する音の響きがどちらも実に繊細。
海よりは山の空気を感じさせる。


● ● ● ● ● ●


★★GR_069Cinema-PeterNiemand.jpg
※ クリックで拡大 「 3264 * 4928 : 原寸100% - 6.97MB 」
Ricoh GR - 1/320s F4.0 露出補正-1.3 ISO160
Jpeg「クロスプロセス」撮影 - ZonerPhotoStudio にて 「 Cinema 」 処理


雨の降る川面を眺め、何故だろう頭の中にはダ・ヴィンチの「モナリザ」の背景が浮かんできていた。
「モナリザ」の背景については様々な意見があるが、その終世感を湛え荒涼とした風景への言及は多い。

「モナリザ」の背景の左右の不連続性については、面白い意見がある。
・・・
左と右の背景を入れ替えれば、繋がるというものだ。なるほど!なのだが・・・
何故、ダ・ヴィンチはわざわざ背景の左右をひっくり返したのだろう?


石造りのアーチ超しに眺める静謐な流れは、意識をこの世界から遠く古の時代へと飛ばしてしまう。
その上、日本にいることさえ吹き飛ばしてしまっていた。

雨音以外に何の気配もない本当に不思議な世界に、ギターの音が寄り添う。


● ● ●

Peter Finger - Niemandsland (1988)



人生いろいろ、男も女もいろいろ、ソロギターもいろいろ咲き乱れるの。
コンテンポラリーな音楽よりは何かしらのトラディショナル音楽をベースにしているものへと嗜好は変わり。
・・・
ドイツ人の Peter Finger は既に大御所と言っていい。
曲を聴く度に北米の音ではなく、やはりヨーロッパの民族音楽の香りを強く感じる。
耳ダンボになるなめらかなフレージングに一瞬ナイロン弦かと思うが、実は鉄弦のスペシャリストだ。

・・・・・・

一方、米カントリーでのギターの名手に Jerry Douglas がいる。ラップスティールギターで有名。
厳密にはソロギタリストではないが、ソロアルバムでのギターの音色にはその趣が確かにある。
20年近く、アニメ声に萌え萌えする Alison Krauss のバンドで活躍。
Oliviatown に雨が降ると言うのだが、その Oliviatown がどんな街なのか調べようとしたが判らなかった。
ということで、勝手に時と場所を飛び越えた架空の町と解釈して、その雨音に耳を傾けたい。



★★GR_071-JerryRain.JPG
※ クリックで拡大 「 4928 * 3264 : 原寸100% - 9.45MB 」
Ricoh GR - 1/250s F4.0 露出補正-0.3 ISO160
Jpeg「クロスプロセス」撮影 - 撮って出し

Jerry Douglas - Rain On OliviaTown (1992)








いつものように「G-Tools」で Amazon 検索をしてもエラー。どれひとつとしてヒットしなかった。
よって「Doscogs」からキャプチャで拾い出し。実にめんどくさかったが、これで出自記載は解決。


01a.JPG

● ● ●

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いつものように、画像のトリミング・文字入れは ZonerPhotoStudio で処理。

★★DS_001GeneEktachromeキャプチャ.JPG
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ラベル:GR
posted by Shosyo at 17:00| 宮崎 ☁| Comment(0) | 処々趣々写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

壁紙・カレンダー : 2018 10月

2018 10月-L
※ クリックで拡大 「 1280 * 850 」

台風一過だ。幾度か来た今年の台風は尽く過ぎ去った後の天気もグズグズだったのに。
その台風24号、風と雨が小学生時代に遥か上空を飛んでいる瓦を見て以来の凄まじさだった。
あれは確か風を傘で受けて自転車に乗っていて親父に怒られた時の。そうだそうだ。
・・・
出るのもおっくうだから非常食用のインスタントラーメンを久しぶりに食う。そして啜っていて思ったの。
麺を啜ることに顔をしかめる外国の民の、あの食器にナイフとフォークでカチャカチャと音を立てることへの寛容さは何なのだろう。
音を立てずに食えんのかと一度問うてみたい。

・・・・・・

米のトランプ大統領の北朝鮮への対応には二通りの観方があるようだ。
一つは多少なりとも外交的成果を強調したいが為に動いたが、金正恩に手玉に取られているだけのバカ、
もう一つは黒電話を持ち上げ好きなように泳がせといて「じゃねぇだろがっ!」とぶん投げる手順を踏んでる策士。
・・・
後者だと思いたいところだが、中国とロシア、そしてチョロチョロと韓国までに制裁緩和の免罪符を与えてしまったことからすれば前者だろう。
残念だけど、おバカさんみたいだ。

・・・・・・

石破氏は党内に多様な考え、考え方があるべきだと言う。もちろんだ。
・・・
チームスポーツで考えると判りやすい。似たような選手ばかりを揃えればいいってもんじゃないからな。
それぞれが切磋琢磨、持ち味を発揮してこそのチームだ。連携プレイで向かうゴールは一つ。ベクトル削ぐ奴は邪魔なだけだ。
会議室の丁々発止ならよいが、給湯室の井戸端会議では話にならない。
「正義、真摯」なんて言いっぷりも究極のおためごかしだ。そのうち自分の首を絞めるぞ。
今後のためにも党を出た方がいいんじゃないかな。

・・・・・・
・・・・・・

「コスモス」はギリシャ語の「kosmos(⇒英;cosmos):秩序、調和」に由来するそうで、「宇宙」にもその名を与えられてるわけだけど、
数多或る花の中からこの可憐な「コスモス」にこの名が与えられたってとこが、何だかとても心地がいい。
・・・
ここに「宇宙」





2018 10月-M
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2018 10月-S
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posted by Shosyo at 17:00| 宮崎 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

ShoSyoShuSyuSha 071 : 残暑 / 風の回廊 (コリドー) / セカンド・バージン

★★DS_001GeneEktac-Zansho.jpg
※ クリックで拡大 「 2000 * 2667 : 原寸100% & 上下カット 」
*istDS + Helios-40-2 85mm F1.5 - 1/1600s F1.8 露出補正±0 ISO200
Jpeg撮影 - DxO FilmPack にて 「 GenericEktachrome 」 処理


おおらかと言うだけでは言葉が足りない。誰もが人を信用してくれてた社会だった。それが「昭和」なのだった。

● ● ●

真夏の灼熱を真っ向から浴びながら西へ西へと走る。
朝まだ暗いうちに家を出てからずっと走り詰めだ。相棒は学生時代からの付き合い 650cc ヴァーチカルツイン。
盆休みの幹線道路は予想以上の込み具合。信号で止まれば、真上からは太陽の、真下からはエンジンの熱が否応なく体中に纏わりついてくる。
堪ったもんじゃない。剥き出しの腕はもう真っ赤っ赤だ。と、左手に小学校が目に入った。あぁこれぞ天の助け、ありがたい。
・・・
お盆だというのに子供等のはしゃぐ声がする。校舎の手前の窓が開いていた。「すみませ〜ん」 部屋の中に声を投げ入れる。
「プール貸してもらえませんか?」…「今、生徒達が使っているからねぇ。でもシャワーならいいよ」

・・・・・・

処々まだ緑に包まれていた古くからの街道は車の往来もほどほど、何より昼下がりの瀬戸内の潮風が肌に心地いい。
聞いていた目印のスーパーを見つけてバイクを止める。店の前の公衆電話から2度目の電話をして、ソフトクリームを2つ買う。
まだ陽は高い炎天の下、バイクにもたれて見知らぬ土地の青い空と緑の木々を眺めて過ごす幸せな時。
「あぁ本当にやって来たんだなぁ」
緑に包まれたこの小さくて幸せな隙間には蝉時雨。両手はダラダラと溶けていくソフトクリームでベトベトだ。
・・・
そろそろかな。眼を下ろすと、遠く土手に続く緑の木陰に白い点が浮かんでた。
黄色のTシャツにピンクのホットパンツ、白い日傘。緑の中で黄色にピンクに白と風が揺れている。あぁもうダメだ。舐めた。
「はい、ソフトクリーム」…「今、そっち舐めてたでしょ。はい、日傘」


● ● ●

麗美 - 残暑 (1984)



当時は二十歳代の女性が日傘を差すなんて想像だにしたことがなかった。いやぁ本当に衝撃だった。
まるでモネの絵が飛び出てきたみたいな非現実感によろめき、そして舐めた。

今は若い娘(コ)が日傘を指している姿を普通に目にすることも多いけれど、'80年代にはなぁ。
例えば、学生時代に大学のキャンパスで日傘差してる娘(コ)なんて一度も見たことがない。


後にラジオから流れて来た「残暑」に仕事の手が止まったのは、あのイリュージョンのような経験あってのことで、
再びの衝撃に呆然と立ちつくす。「麗美」の歌声は、あの蝉時雨の中に一緒に木霊していたとしか思えない。
・・・
イントロからシャ〜〜ン シャ〜〜ンと鳴り続けるシンバル(多分)とチチチチチン チチチチチンと戦ぐトライアングルの音。
これが決め手だな。もうまるで木々の間をたゆたう風と白い日傘の上で跳ね返る光の粒のよう。
麗美の歌声もそれらを纏って去り行く夏をユラユラと漂っている。秋の気配も感じられる、完璧。


作詞作曲は松任谷由実、編曲が松任谷正隆。
アルバム全編が松任谷夫妻によるバックアップ作品だが、正隆氏の音作りは作り物っぽさが少々食傷気味に。
ところが、「残暑」は不幸中の幸い、抑制が効いて押さえられたアレンジで、夏の残り香を上手く表しているように感じる。
・・・
作者も後年セルフカバー。私も一度だけ聴いたことがあるけれど、申し訳ないけれど全く要らない。
一フレーズ一フレーズの声がアップアップのいっぱいいっぱい。風がそよとも吹いてくれない。


気軽に聴くにはLPは大変。なので、当時は日常用(ほぼ車用)にカセットにダビングするのが普通のことだった。
ところが、性格の雑な奴のカセットは曲の途中でブツッとテープが終わるんだ。ぶっちゃけ、殆どの奴は性格が雑だった。
その点、私のカセットはテープぴったりに曲が終わるか、或いはフェードアウトして5秒以内に反転し裏面再生、が絶対だ。
・・・
「残暑」は再生分数が 4:31。45分テープの片面に5回ダビングするとテープ残量が5秒、ぴったりだった。
車でドライブする時はエンドレスで「残暑」を聴いていたことも、実は多かったな。
何てったて、ドライブもイリュージョンみたいなもんだもの。

・・・・・・
・・・・・・

イリュージョンのような現実の一つや二つ、誰しも持っているはず。
陽の光を浴びる木々の緑、頭の上には青い空。そして蝉の声に併せて風が渦巻いていたあの土手道。


山下 達郎 - 風の回廊 (1985)


「コリドー(Corridor)」と言えば、これは普通にただの「廊下」のことだ。
「回廊」と言えば、中庭(コート)を囲んでいる廊下のことで、言わば口型の外廊下と言ってよい。

ヨーロッパのロマネスク時代の修道院を見て歩けば、ほれぼれとする「回廊」に巡り合える。
・・・
ところで、「回廊」は、英語では「Cloister」だ。
ただまぁ、ゴロ的には「♪ 心にはつむじ風の 扉へ続くクロイスタ〜」よりは「♪ 心にはつむじ風の 扉へ続くコリド〜」だろうな。


なんだけど、歌詞からするとこの「回廊」が建築的なそれではイメージは膨らまない。空に緑に、光と風と蝉の声が必要だ!

・・・・・・

アルバム「Pocket Music」は発売年が'86年4月で、アレッと思い調べてみると、「風の回廊(コリドー)」はシングルで'85年3月発売とある。一年も前だ。
Wikipedia - 風の回廊
ところで曲について、「“過ぎ去った恋の中の現実とも幻影ともつかない女性像”は自身の詞の重要なテーマのひとつ」とある。
そう言えば、どの曲でも細かな情景まで作り込まず全体像はぼかす感じ。よってイリュージョンへの扉も見えてくる。
・・・
ドラムスに青山純、テナーサックスが淵野繁雄の記載はあるが、ベースの特記はなし。
で、ベース音を持ち上げた他の曲のクレジットも見ていくと、これが必ずプログラミングなんだけど処理の上手さったら。
そして特筆すべきは、これは全ての曲に当てはまるけれど、リードギターがしゃしゃり出て来ない。

ま、これはテレキャス使いのたしなみと言ってよい。ヴォーカルを邪魔する可能性があるなら無い方がましってやつだ。

代わりにコーラスが重用されるのだが、これがウ〜とかワ〜とかじゃなく詩を勘案したシンプルな英語なのもほぼ確定事項。
とにかく、コーラスのフレーズへの気の使い方は尋常じゃない。根っからの音楽好きなのが否が応にも判るから面白い。
・・・
ただまぁそのなんだ、夫婦でお互いをさん付けするのはどうだろうな。


● ● ● ● ● ●

始めて買った車はインテグラじゃなくて、プレリュードだった。一本ワイパーの 2.0Si。そう、曲はボレロ。



車用にダビングしたカセットはどれ位あっただろうか。'80年代は洋も邦もヒット曲への興味は失せていたから、ラジオよりもカセットだ。
・・・
当時は「遠距離」。車になってからは夜中にひたすら走ることが多かった。眠くなったら車中で寝ればいい。
しかし、朝目覚めるとバス停の近くだったり他人様の庭先だったりといろいろと迷惑をお掛けする始末。若気の至り。

ところが一度も小言を言われた記憶がない。本当に感謝するしかない。一度などは「疲れてるだろう」とおにぎりを頂いたりもした。

「彩恵津子」はよく聴いていた。彼女を知らない人間が多かったのは悲しいことだったが、皆が必ず聞いてくる。「これ誰?」
・・・
待ち合わせは窓越しに海が一面に見えるカフェで、座っているのはいつもの同じ席。そこだけは窓が開けられる。
さて今日も六甲へ繰り出すか。くねくねとした峠道を右へ左へとハンドルを切れば、開けたサンルーフから青空と緑と木々の香りが舞う。
ところが、・・・ 先程まではしゃいでいた声はどこへやら、次第に口数が少なくなって黙り込んでしまった。
「ん?他のやつに代えてもいいよ」…「うん、このカセット頂戴」

舐めた。


彩恵津子 - セカンド・バージン (1986)


前回に引き続いて「彩恵津子」連投である。それ位、お気に入りだった。
・・・
デビュー作で和製ダイアナ・ロスと言われるだけのパフォーマンスを披露して後、2作目ではロス録音。

個人的には「モータウン・サウンド」で一発決めて欲しかった。時代的に無理だったのは判るけど。

と来て、アルバム「Delication」は彼女の3作目になる。音的には2作目「All I Need」の延長線上にある。
けど、今聴いても曲間の緩急、メジャーとマイナーの配分、悪しき'80年代洋楽馬鹿っぽさ丸出しリズムも排除。
加えてコーラスも熟成度増してるし、えぇ、ギターやブラスの使い方も私のツボに入ってます。


・・・・・・
・・・・・・


R
麗美
R
曲名リスト
1. 鏡の迷路(STRANGLED IN LOVE)
2. 空が一面海に見えた日
3. ポニーテイル
4. 恋の一時間は孤独の千年
5. 残暑
6. CARRY ON
7. 星のクライマー
8. 青春のリグレット
9. だって
10. 風は明日へ
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by G-Tools

● ● ●

POCKET MUSIC
山下達郎
POCKET MUSIC
曲名リスト
1. 土曜日の恋人
2. ポケット・ミュージック
3. マーメイド
4. 十字路
5. メロディー、君の為に
6. ザ・ウォー・ソング
7. シャンプー
8. ムーンライト
9. レイディ・ブルー
10. 風の回廊
11. マイ・ベイビー・クイーン
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

● ● ●

Delication
彩恵津子
Delication
曲名リスト
1. 雨に描いたリグレット
2. 雪のバレンタイン
3. 星の彼方に
4. くちびるの受難
5. 瞳のきれいな Lover Man
6. セカンド・バージン
7. ファイアー・スターター
8. リアウインドゥのパームツリー
9. リバーシブルで恋してる
10. 日記
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いつものように、画像のトリミング・文字入れは ZonerPhotoStudio で処理。


★★DS_001GeneEktachromeキャプチャ.JPG
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ラベル:Helios85mm
posted by Shosyo at 17:00| 宮崎 ☔| Comment(0) | 処々趣々写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月04日

ShoSyoShuSyuSha 070 : When The Lovelight Starts Shining Through His Eyes / Forever Came Today / 瞳のきれいな Lover Man

★GR_014-InstaxSupremes.JPG
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Ricoh GR - 1/40s F5.6 露出補正±0 ISO3200
Jpeg撮影 - DxO FilmPack にて 「 Fuji Instax 」 処理


いやぁ目の上に覆い被さる髪が鬱陶しい時代もそう言えばあったよなぁと。
体が動けば髪の毛も揺れる。風が吹けば髪の毛が垂れる。あの目の前に被さる鬱陶しさったら。でも覗く瞳にはグルグルと魔力が宿る。
で、二枚目だろうが三枚目だろうが、そんなことは構わず相手の目を見つめ続けることになる。若さの特権。
・・・
'80年代から'90年代に掛けてのほぼ20年間は映画三昧で、まだネットなんて無いから雑誌を買う。買い続ける。
それも数誌を買い続ける。惰性であっても買う。溜まり続けて本棚もパンパン、でも止まらない。
が、引っ越しを機に断捨離を決行。残す残さないのチェックなど無し。えいっ!全て処分する。

写真に写るのはそのほんの一部で、これで大枚一千円を頂戴する。

綺麗さっぱりとおさらばだ。鬱陶しい髪の毛も遠い日の想い出、忘れて久しい。


上の写真はシャッターを押す瞬間にカメラをグルッと回すだけ。
なのだが、慣れなければ意外と難しいかもしれない。それは構図決定と回転軸をどこに置くかがカギになるため。
但しトリミング前提なら、回転軸だけに注意してカメラをグルッで楽かもしれない。


● ● ●

The Supremes - When the Lovelight Starts Shining Through His Eyes (1963)


一時代を築くことになるこれぞ「モータウンサウンド」の先駆けとなる曲で、
それもそのはず、この曲から Holland-Dozier-Holland の手にかかるその第一弾シングルなのだ。

モータウン(レーベル)もブラック・ミュージック本流の R&B、ゴスペルをベースにした曲を展開していたが、 H-D-H の手により激変する。
The Supremes もそれまではまだ独自のテイストがあるわけでもなく、大勢の中の一組に過ぎない。


時代は、例えばスペクター・サウンドに代表される音を重ねに重ねたポップ志向へと動いていた。
モータウンは逸早くそこに目を付ける。狙いは、白人系ポップス路線をベースにしたブラック・ミュージックだ。
リスナーは黒人、白人を問わない。いよいよ全方位リスナー戦略による快進撃の始まりと言うわけだ。
・・・
邦題が「恋のキラキラ星」なんだそうで、なんで「星」なのかは???ではあるけれどまぁいいだろう。
「When the Lovelight Starts Shining Through His Eyes」Words/Music by Holland-Dozier-Holland

He gave me the eye. But I just passed him by.
I treated him unkind. But he didn't seem to mind.
I told him be on his way. But not a word did he say.
He just stood there kind of bold while I acted cold.

But when the lovelight starts shining through his eyes, Made me realize I should apologize.
And when he placed a kiss upon my face. Then I knew, Oh then I knew that he won my heart.


見つめられていたんだけど無視したの。悪いなとは思ったけれど気にしているようじゃなかったわ。
通りがかりに声を掛けてみたら、何の返事もなくて。ほったらかしにされたまま、彼はただそこにじっと仁王立ち。
けど彼の眼には愛の灯が宿ってて、あぁ謝らなきゃって。すると彼がキスしてきて、えぇ分ったの。私のハートはもう彼のものだって

頭打ちのスネアとタンバリンに重ねられた裏打ちのハンドクラップが何とも調子よくて、イントロで既にウキウキ度は満点だもの。
ダイアナ・ロスのヴォーカルとバックのコーラスとの掛け合い、更にはユニゾンで連れ添うブラス。堪りません。
ちなみに、ビルボード、ポップ部門で最高位23位。
その後、The Supremes と Holland-Dozier-Holland のタッグは「Where Did Our Love Go」から'67 年まで大ヒットを連発する。

Where Did Our Love Go('64:Billboard-#1), Baby Love('64:#1), Come See About Me('64:#1)
Stop! In the Name of Love('65:#1), Back in My Arms Again('65:#1), Nothing but Heartaches('65:#11), I Hear a Symphony('65:#1)
My World Is Empty Without You('66:#5), Love Is Like an Itching in My Heart('66:#9), You Can't Hurry Love('66:#1), You Keep Me Hangin' On('66:#1)
Love Is Here and Now You're Gone('67:#1), The Happening('67:#1), Reflections('67:#2), In and Out of Love('67:#9)


だが H-D-H の三人は会社の待遇に不満で'67 にモータウンを飛び出す。結果、最後の共作となったのが「Forever Came Today」、発表は翌'68年のこと。

Diana Ross and The Supremes - Forever Came Today (1968)


社長ベリー・ゴーディ・Jr の意向で Diana Ross 偏重、更にはグループ名にも彼女の名を冠するようになった The Supremes だが、
まだまだ大ヒット制作グループの残り香は消えてはいない。
・・・
さて、私の下手な訳など不要だろう。歌詞だけ記しておこう。
「Forever Came Today」Words/Music by Holland-Dozier-Holland

There you were, standing there
As your eyes reached out to me, Something warm in your eyes
Touched my heart right then and there, All the love I never knew. I found in you.

Suddenly, my world stood still, My life was then fulfilled as you gently touched my hand.
I knew that we had laid a plan for everlasting love that I've been forever dreaming of.

At last, ooh, at last My forever came today (My forever came today)
When you walked into my life (When you walked into my life)
And made my lonely life

A paradise (A paradise)
It came today (Oh, it came today)
Forever came today (Forever came today)

ウヒャヒャヒャヒャ、見事に「When the Lovelight Starts Shining Through His Eyes」の焼き直しである。
彼ら共作の最初と最後が「貴方の瞳にいちころ」って言うのは、これ以上の面白さもなかろう。
・・・
メインのダイアナ・ロスの歌声は、これはもう天賦の才としか言いようがない。のびやかでそしてたおやかだ。
コールアンドレスポンスのヴォーカルはゴスペルの手法だが、それをポップスに活かした手腕に座布団三枚。
そして、勿論スネアにタンバリン。ブラスも忘れちゃいない。

ビルボード、ポップ部門で最高位28位。
・・・
ところで、これらのモータウン・サウンドはその後白人系ポップスにも影響を与えたように思える。
'70年前後のポップス系ヒット曲は正にこの流れの延長線上にあるとしか思えないもの。


俗にモータウン・サウンドと言われる音はこの4,5年間の音を指す。
そうモータウン・サウンドの鍵は Holland-Dozier-Holland と言っても過言ではなかったのである。
・・・
70年にダイアナ・ロスはグループを抜ける。ソロになってもヒット曲は数多い。
歌声もまろやかさを増し聴きごたえはあるのだが、もうあのウキウキ感を味わえることはなかったな。

・・・・・・
・・・・・・

既に散々言っているので耳タコだろうけど、私は'80年代に入ると洋楽にはとんと興味を失くしていた。
代わりに聴きだしたのがジャズ、主にブルーノートだが、それとTVと距離を置いてた邦楽である。
・・・
そしてある時、FMから聞えて来た曲に心を奪われる。それが彩恵津子と言う女性の「Reach Out」であった。
早々にレコードを買いに行く。数軒レコードを廻りようやく見つけたシングルLP。
この曲を皮切りに彼女のレコードは全て買い続けるのだが、実はそれらのレコード達も冒頭の写真に写る雑誌達と共に手元から消えてしまった。

彩恵津子 - 瞳のきれいな Lover Man (1986)


いやいいんだ。CDで全部買いなおしてはいるから。


・・・・・・
・・・・・・


Where Did Our Love Go
The Supremes
愛はどこへ行ったの
曲名リスト
1. Where Did Our Love Go
2. Run, Run, Run
3. Baby Love
4. When The Love Light Starts Shining Through His Eyes
5. Come See About Me
6. Long Gone Lover
7. I'm Giving You Your Freedom
8. A Breath Taking Guy
9. He Means The World To Me
10. Standing At The Crossroads Of Love
11. Your Kiss Of Fire
12. Ask Any Girl
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● ● ●

リフレクションズ
ダイアナ・ロス&シュープリームス
リフレクションズ
曲名リスト
1. Reflections
2. I'm Gonna Make It (I Will Wait for You)
3. Forever Came Today
4. I Can't Make It Alone
5. In and Out of Love
6. Bah-Bah-Bah
7. What the World Needs Now Is Love
8. Up, Up and Away
9. Love (Makes Me Do Foolish Things)
10. Then
11. Misery Makes Its Home in My Heart
12. Ode to Billie Joe
CD bonus tracks
13. Stay in My Lonely Arms
14. All I Know About You
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● ● ●

Delication
彩恵津子
Delication
曲名リスト
1. 雨に描いたリグレット
2. 雪のバレンタイン
3. 星の彼方に
4. くちびるの受難
5. 瞳のきれいな Lover Man
6. セカンド・バージン
7. ファイアー・スターター
8. リアウインドゥのパームツリー
9. リバーシブルで恋してる
10. 日記
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写真は原寸100%のサイズが7.40Mbもあるため、50%にリサイズしてアップロード。

★GR_014-InstaxSupremesキャプチャ.JPG
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ラベル:GR
posted by Shosyo at 17:00| 宮崎 ☁| Comment(0) | 処々趣々写 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月26日

壁紙・カレンダー : 2018 9月

2018 9月-L
※ クリックで拡大 「 1280 * 850 」

チュビチュビチュビジー
今年の猛暑にもめげずに、ツバメが胸を張って野を町を飛び回っている。

・・・・・・

と思えば、ギチギチギチギー
空が白み始める頃合いはちょっと軽やかにチキチキチキチーにも聞こえる。
こちらはモズである。仕事場の窓から格子越し。尾っぽクルクル、取ったバッタを咥えていても鳴くんだな。

Mozu.JPG
※ クリックで拡大 「 900 * 900 」

毎週ごみの日にはカラスがやって来るのだが、今夏は毎日このモズ君が定位置確保でカラスは退散のよう。
こうやって正面向かれると、顔も強面。ギィ〜と鳴いて飛び去っていく。

・・・・・・
・・・・・・

俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの。

中国の「一帯(俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの)一路」の化けの皮。
物欲に付け込んで大金貸し、自前請負で金回収、返済不能で物横取りが一連の流れ。
・・・
うちで商売したければ持ってるもん寄こせで、技術総取り。
いつのまにか独自技術と変容し、他国へ輸出。あぁ新幹線は西へ西へと延びていく。

・・・・・・

図に乗ってつけあがった中国にようやく「特朗普政権」は鉄槌を下す決断をしたようである。
「小浜政権」はあまりにも、本当に、やみくもに中国を甘やかしすぎた。
・・・
スリランカがやられ、豪もやられ、ラオスにカンボジアetc。南シナ海も当初は世界に開かれる平和利用と言っていたはずだが。
俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの。

甘やかされ放題で育った結果、わがままで利己的、責任感などまるで無しのいわゆる小皇帝。
一人っ子政策の負の遺産と言ってよい。問題なのは、彼らがこの先数十年も生きていくってことだ。
・・・
しかし、問題はそれだけではない。
何を隠そう「中国共産党」が一人っ子政策の成れの果てという遥かに醜くて大きな事実。世界はこの不誠実を抱えて生くべきではない。


いずれは太平洋も俺のもの、にするための台湾虐めも度を増している。
台湾を国家認定するのは困難にしても側面から支援できることはあるだろう。アメリカはやっている。
・・・
日本にもやれることはあるんじゃないか。
差し当たって、甲子園に台湾代表参加とか。民間交流だ。中国にとやかく言われることはない。
胸張って正義を突き付けてやればいい。

あっ、主催者が朝日と毎日じゃねえか。いかん、これは盲点だったわ。



追記:180829 - 私がトランプ政権を100%信頼していると誤解されては困るので、一応私感を記しておきたい。
・・・
どうもトランプ大統領はまずは「金の損得」で物事を判断する傾向があり、それは外交、内政問わず全てに当て嵌まる。
判断基準が「金」だから、自分以外は皆が敵だ。個人ならそれで収まるだろうが、それが国となると話が違う。
自分で(個が)国の首を絞めていることに気付くべきなのだが、「金」そのものに罪はないから話は難しい。
そう遠くない将来に必ず息詰まるだろうから、その時に個人の判断基準に国を預けたことに猛省するしかなかろう。





2018 9月-M
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2018 9月-S
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posted by Shosyo at 17:00| 宮崎 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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